もうすぐ、1週間も前のネタになってしまうので書いとかないと・・・・って、そんなに温めてたわけでもないんです。かと言って、書く気がなかったわけでも。なんちゅうか、終わった事で安心してついつい・・・って感じです。
11月28日にあったんですが、その研修会の最後のプログラム「高校強化指定校のトレーナー帯同報告~現状と課題」と言うタイトルで、行われたシンポジウム。なぜか、5人のシンポジストの中に、私の様な場違い極まりない人間が混入してしまい・・・・15:00~の講演に、すでに前日から緊張しまくり!
治療院のパソコンの前でパワーポイントの資料を見ながらひとりリハーサル・・・・の、最中に電話鳴るよね~・・・・・・・業者の人、アポなしで突然訪ねてくるよね~・・・・・
すいません。感じ悪かったと思いますが、私それどころじゃなかったんです!!実際、軽い気持ちで「まあ、他に4人いるんだから何とかなるよ」みたいな感じで最初はいたんですが。考えてみれば、私一人で他の4人の頑張りを無に帰する事もあり得るわけで。。。。。むしろ、そうなるよ!なりそうじゃん!だって、俺だよ!!テンパるよ!本番に弱い男だよ!みたいな。なぜか、そんな時だけ非常に強気、強気なのは「やらかすよ俺」に関してだけで、実際うまくやる自信はまるでなく前日を迎えてたわけでした。
ただ、そんな時に「緊張しないわけないんだから、思いっきり今のうちに緊張しとけばいいんだよ!」って。ふと思い出した、浪人中か大学時代に身に着けた術を・・・・
かつて、プレッシャーから常に逃れようとしていて、その結果、肝心な試合で力を出し切れない選手でしたが、プレッシャーから逃れない術を覚えてからは、比較的力を出せる様になってました。
そんなわけで、実は当日は、もう前日ほどは緊張してなかったんですが、実際に他のシンポジストの先生方とお会いして、再び逃げ出したい衝動が。。。。
だって、俺の資料、超貧弱じゃん!言ってみれば、文化祭レベルと、プロの技くらいの違いですよ!もちろん、俺・文化祭!!どころか、いまどき小学生でも俺よりマシな資料作るよって。
ハッキリ言って、シンポジウム以前にあった、他の講演や、その日出た弁当の味なんて覚えちゃいません!正直、自分の事だけで精一杯です。
とにかく最初に「いつも、選手が緊張しているのを見て『そこから逃れようとするんじゃなくて、普段と違う自分を楽しめよ』と言ってるんですが、今の自分は・・・・まったく、この状況を楽しめてないですね(笑)」と言う、挨拶から始めたのは予定通りだったのですが。その一言で、いくらか冷静になるはずだったんですが、そうでもないですね。何とか、自分の言いたい事を伝えようとしたんですが、大体がきちんとした形でしゃべる内容を作って、それを読むだけって言うのが苦手なので、大まかな内容をまとめて、と言う形で自分用のものを用意したんですが、「あ~」とか「え~」とか結構言っちゃったな・・・・・
資料ばかりか、しゃべってる内容までバカっぽい。やべえ、出身校が出身校だけに、バカだと思われてしまう・・・・まあ、実際バカなんですが。
そんなこんなで、無事に???終わりました。
でも、今回こうしてやらせていただいたおかげで、色々と良い経験はできました。この1年半、取り組んでる仕事を整理し、再考できた事。問題点や、今後の方向付けが明確になった事。
そして、同じ事業に取り組んでいる、他の方とお会いできる機会を持てた事。同じ様に、いかにセルフケアであったり、身体に目を向けると言う事を、伝えていくか?と言う点で、色々工夫し、それでも難しく感じている事。
同じ様に、単なるメディカル的なサポートだけでなく、フィジカルな部分のサポートに重点をシフトしていく事が、実際に「強化事業」としては機能していくのだが、なかなかそこまで持っていくのが難しい。と言う事だったり・・・・
実入りは少ない仕事ですが、やりがいは強く感じます。恐らく、みなさん同じだと思います。
私自身は、この事業に関しての取り組み方の姿勢としては「守る立場のトレーナーとしての業務ではなく、攻める立場のトレーナーとしての業務」を意識してやっているつもりです。
今、自分が関わっている井口高校陸上部は、大半が高校までで競技生活を終える選手たちです。実質、高校時代に競技ができるのは長くて2年半。多くが、小学校や中学校から陸上を続けて来ているはずです。もちろん、高校から始めた選手もいますが、他のスポーツをしていた経験は持っています。
競技生活を終えると言う事は、陸上をやめると言う事だけでなく、「スポーツとの関わりを変える」と言う事。だと考えています。自分の限界や、他人と競争する。常に昨日よりも向上を目指す。と言う取組から、もう少し広い意味で「楽しむスポーツ」の世界にシフトしていく事になるわけです。もちろん、もうしばらく、今までの世界にとどまる選手もいます。でも、いずれは、そっちの世界から出てくる日が来る。
その時に、何らかの形でスポーツを続けるか?そうしてもらうには「成功体験」や「いい思い出」をたくさん持っててもらった方がいい。
だから「守る」ではなく「攻める」なのか?と言うのは、わかりにくいかも知れませんが、短い2年半の中で「精一杯やった!」と思ってもらえないと「成功体験」も「いい思い出」も成立しません。
だから、故障してても伸び悩んでても「ナニクソ!!」って思って、毎日毎日、いい汗をかいてもらいたい。そのために、自分は何ができるのか?何を伝えていけばいいのか?そう思って、この仕事に関わらせてもらってます。
やばい。久々に熱くなって書いてしまった。。。おかげで、途中から脱線して非常に長くなってしまった・・・・・
う~む。またまとめないと、まるで言いたい事がわからないですね。やっぱりバカそうだな俺(笑)