4年ぶりに国体行って来ました。自分のトレーナーとしての原点みたいな大会です。
元々、コーチングの勉強をしたくて、それと同時に自分の競技力の向上を目指して関東の某体育大学に進学したわけですが、県内でも決勝に残るか残らないか?どっちかって言うと残らない自分が、通用するのも難しく。部員数百名の中での自分の役割を考えた時に選んだのがトレーナーの道でした。
関東に出たのも、卒業したら広島に帰って得たものを還元して行く。と思って、レベルの高いものを肌で感じたい・・・と思ってたので、縁あって学生時代に、国体の広島県陸上代表に関わらせていただいたのは本当に幸運でした。
国体については、賛否両論ありますが、地域のスポーツ振興だったり、強化だったりに確実につながってるのは事実で、都道府県におけるスポーツの環境整備だったり、強化だったりは、国体抜きに語れないのは間違いないところだと思います。
今回の広島は、かなり若い年齢構成で、一人を除いて「純県産」の選手でできたチームでした。
そんな中で感じたのは「切ったら、血液じゃなくて、おたふくソースが流れてるんじゃないか?」って思えるような、「広島大好き!!」な人間ばかりだと言う事でした。
大半が県外の大学に通い、練習環境・サポート体制の中でやっている成年選手の充実ぶりが素晴らしく、今回のチームをけん引してくれました。
卒業後に県内に帰ってきて、活躍した選手もいます。が、今の大学生を受け入れることができる土壌があるか?と言えば、どこの地方もそうだと思いますが、難しいのが地方の現実です。
でも、本来は愛し愛される郷土で、競技人生を全うでき、将来を保証される事が一番の幸せではないか?と思っています。
来年のオリンピックを狙える立場の選手もいます。
地方だから難しい・・・とか、良いサポート環境ができない。ではなく、ここでもできるって事を証明していく事はすごく大事だと思います。
地元出身の選手が、地元に帰り、そこに密着して競技を続ける事。憧れから、ジュニア世代も夢を持てるし、大人世代も、そこに夢や希望を持つ事ができます。
選手が上を目指すのなら、我々もそこに応えるべきで、そうやってレベルアップしていくものだと思います。
課題は多いですが、行政と企業、地域が協力し合う事でより良い環境づくりができるのではないか?
スポーツにはやる人、見る人を元気にする力がある!
スポーツで飯を食って行く事。そんな人間が一人でも増える様・・・・できる事から一つ一つ。