先日、しつこく現役を続ける後輩が治療にやって来ました。
大学時代からですから、なんだかんだで20年来の付き合いです。
トップレベルに登り詰めて行く時、全盛期の時、社会人となり時間をやりくりする中で、競技レベルを維持して行く時、そして......徐々に衰えて行く時。
いろんな局面に関わらせていただいております。
その度に、あれやこれや、思い浮かぶイメージを投げかけ、治療し動いてもらい、からだを通じて出てくるものに、こう言う方法で動きやからだの捉え方をしていったら......?
と言うやり取りをしていきながら改善策を見つけて行くという、あれこれ試していける貴重な存在です(^^)
本人の主訴....どこがどう気になるとか、痛いとかありますが、だいたいウチに来るときはセルフであれこれやっててもおっつかなくなってる時なので、
症状が出てる所が本格的にぶっ壊れてるか.....
本人が思っていないところにスイッチがあるか.....
知らず知らず、身体イメージにズレが生じて来てるか.....
まあ、だいたい2番目、3番目のどっちもなんですが(笑)
1回の施術が終わる頃にはいい状態を取り戻しますが、こう言う状態になってきてるのは言ってみれば一種の「生活習慣病」ですからねえ(^^)
そこで、修正する為のエクササイズと言うか.....日常の中で、自分のからだと対話する事が大事になってくるのです。
対話するときに基準と言うか、ガイドと言うか.....そんなものが必要なので、息だったり、荷重のかかりかただったり、踏ん張る部位だったりを感じつつ動いて行く......
それを探って行く。
自分自身もそうですが、こうやってリセットして、これを続けていけば.....と思ってやっていくんですが、それでも徐々にズレて行ったりしてしまう(>_<)
三つ子の魂百までとも言いますが、癖だったり思考パターンや、疲れたり追い込まれた時に出る力の入れ方や、踏ん張り方、息の仕方はなかなか変えれるものではないですからねえ......
落ち着いて時間を設けたり、準備をする時にリセットをしていっても、日常生活を普通に送るなかでちょっとずつ、気づかぬくらいずつ溜まって来ちゃいますから(; ̄ー ̄A
もちろん、こうやってやってくと長持ちもしますし、自分でコントロールできる幅も拡がって来ます。
それでも、なんについても言えることですが、他人の目と言うか、第三者の視点は必要な部分で、自分自身も、セミナー開催で師に来ていただいたり、あるいは不定期ですが、何人かで集まって稽古会と言う形でズレを修正してもらっています。
治療と言う形をとるか、動きづくりと言う形をとるか...どちらも、からだを通して気づきを得てどう変わるか?と言うことをやってるんだなあ。と改めて感じました。
よりよい気づきを得られる様、日々べんきょうです。